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キャリア・教育 #官僚の掟

国家安保局長をめぐる暗闘 外務省 vs. 警察庁

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NSCの初代局長には外務省出身の谷内正太郎(写真左)が就いた(読売新聞 / アフロ)

外務省と警察庁の「戦争」は、2012年暮れの第2次安倍晋三内閣発足とともに目玉政策として打ち出された国家安全保障会議(NSC)をめぐって始まった。外交・安保情報を一元管理し政策を主導するNSCの設置は、安倍にとって第1次政権からの悲願。その事務方の司令塔である国家安全保障局長には首相に近い前外務事務次官、谷内正太郎が本命視されていた。

これに、経済産業省と並ぶ第2次安倍政権の2本柱を自任する警察庁が危機感を強めた。内閣官房では、官房副長官(事務)の杉田和博を筆頭に警察庁エリートが存在感を放つ。

警察庁は日本の情報機関の元締めを自負する。それだけに、「世界中に在外公館を持ちながらインテリジェンス能力が乏しい外務省にNSCを握られるのは、阻止しなければならないことでした」(全国紙記者)。

メディアを通じた場外戦

国家安全保障局は14年1月、谷内をトップに発足するが、その直前から谷内に関連する記事がしきりにメディアを飾った。13年11月に『フライデー』が「安倍首相側近 谷内正太郎『不適切な天下り』見つけた」と報じれば、『週刊文春』が間髪入れず5日後に「初代NSC局長 谷内正太郎がカジノ推進パチンコ業者と“密接交際”」と続報を出した。いずれも谷内が退官後、パチスロ・ゲーム機械製造大手でカジノ参入に積極的なセガサミーホールディングスの顧問に就任したことを報じるものである。『週刊文春』はさらに「谷内正太郎初代NSC局長と“元KCIAエージェント”との親密交際が発覚!」とも報じている。

「いずれもソースは警察庁。初代局長を外務省に持っていかれたことへの意趣返しですよ」(週刊誌記者)

外務省バッシングは執拗に続く。15年3月、『週刊文春』が在中国日本大使館ナンバー2の筆頭公使、和田充広の女装写真を掲載した。女装といっても忘年会でアイドルグループAKB48のコスプレをした、いわば余興だった。

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