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ホンダ、絶好調中国で「落とし穴」 主戦場で思わぬ逆風

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販売店では、CR-VのHVのみを展示。中国におけるHV販売比率は15〜20%にとどまる

4月下旬、中国・北京市。ホンダの現地合弁会社・東風ホンダの販売店では、店員が10人ほどの客の対応に追われていた。天井から下がる垂れ幕には、人気SUV(スポーツ多目的車)「CR-V」の写真。だが、店員に「CR-Vについて聞きたい」と尋ねると、「ノー、コメントできない」と立ち去ってしまった。

ホンダの中国販売が逆風に見舞われている。CR-Vの一部の車種で、販売停止を余儀なくされたのだ。

CR-Vは昨年全面改良され、中国での月間販売台数が1.5万〜2万に及ぶ主力車種。そのうち、販売停止となったのは1.5リットルのターボ車だ。店頭では、ハイブリッド車(HV)のみ展示していたが、別の店員は「人気のターボ車が販売できないのは、影響が大きい」と話した。

ホンダの中国販売は絶好調だった。2016年にはトヨタ自動車を抜き日系2位に浮上、17年も前年比15.5%増の144万台と、日系1位の日産自動車との差を着実に埋めてきた。

そこに想定外の「落とし穴」があった。きっかけは、中国東北部を襲った寒波だ。

昨冬、中国東北部は例年以上に寒い日が続き、マイナス30度に達することもあった。そんな中で5分ほどの短時間走行・停止を繰り返すと、ガソリンとオイルが混ざり、一部の車で車内が燃料臭くなるといった問題が発生した。

これはホンダ車に限ったことではなかったが、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に「CR-Vから異臭がする」といった書き込みがなされた。東風ホンダは2月28日、リコールを届け出た。

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