「社会の公器、ライフラインとしてますます成長していきたい」。セブン-イレブン・ジャパンの古屋一樹社長はそう意気込んだ。
2月28日、セブンは国内店舗数が1月末に2万店を突破したことを受けて会見を開いた。従業員が店舗で着用する制服を10月に刷新するほか、2万店突破の記念商品を順次発売する。
2万店達成までの出店ペースは年々加速してきた。2003年に1万店を突破してから、1万5000店にたどり着くまでに9年半を要したが、そこから約5年で2万店に到達した。
加速度的な出店の背景にあったのが、商品やサービスの充実だ。01年からセブン銀行のATM(現金自動出入機)の導入を進めてきたほか、07年にはPB(プライベートブランド)の「セブンプレミアム」を発売。09年には「近くて便利」というスローガンを掲げ、冷凍食品や日用品の品ぞろえを拡充してきた。
古屋社長は「立地と商品とサービス。今後もこの三つを磨きながら、マーケットがあるところで積極的に出店を続けていく」と語る。
今後の出店ペースについて古屋社長は明言を避けたが、あるセブン&アイ・ホールディングスの関係者は「18年度も前期並みとなる700店程度の純増になる見通しだ」と話す。
連続増収がストップ
ただ、これまでどおりの出店ペースを維持するのは容易ではない。アマゾンに代表されるネット通販の台頭に加え、ドラッグストアが中食や生鮮品を扱い始めるなど、業界の垣根を越えた競争が激化している。
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