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非難と孤立の長い冬 五輪閉幕後の北朝鮮を待つ

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韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は今年、好スタートを切った。平昌(ピョンチャン)冬季五輪に際し、北朝鮮から参加の合意を取り付けただけではない。そうすることが実はトランプ米大統領自身の考えであったと、トランプ氏に信じ込ませたのだ。

文氏は五輪に対する北朝鮮の脅威を手なずけるのと同時に、米国からの反発回避にも成功した。

だが、今年初めに開かれた南北閣僚級会談における合意内容が、非核化に向けた対話へと発展する可能性は低い。むしろ、五輪が閉幕すれば、北朝鮮はにわかに訪れた外交上のチャンスに乗じて、核とは無関係のテーマで交渉の可能性を探ってくるだろう。これによって、米韓の間にはおなじみの難題が浮かび上がることになる。

北朝鮮の最高指導者、金正恩(キムジョンウン)氏は、米韓同盟を弱体化させるという長年の政策の一環として、交渉を切り出した。韓国と接触することによって、自称・核保有国としての地位を、全世界の目の前で既成事実化しようとしているのだ。

この目的が達成されれば、米国と韓国の間にくさびを打ち込むことができると金氏は考えている。北朝鮮はもちろん、制裁緩和を勝ち取るチャンスをつねにうかがってもいる。

一方の文大統領は、金氏の「平和攻勢」にうまく対処している。北朝鮮のオリンピック選手団と応援団が、韓国入りに際し大歓迎を受けるのは間違いない。両国選手団が南北統一旗を掲げて入場する場面では、称賛の声がスタジアムにとどろくだろう。

なるほど、北朝鮮の目には、自国が核保有国になろうとしていることに対して韓国に新たな敬意──あるいは怖れ──が芽生えたと映っている。北朝鮮の人々は、核開発のせいで五輪参加が危ぶまれたとは考えず、反対に核開発をしているからこそ北朝鮮は五輪に招かれたと受け止めるだろう。

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