今年もまた、「年末ジャンボ宝くじ」の季節がやってきた。11月27日から販売が開始され、大みそかに当選番号の抽選が行われる。1等の当選金額は7億円で、前後賞(各1.5億円)を合わせた最高当選金額はなんと10億円。当選したら、卒倒してしまいそうな金額である。
日本宝くじ協会が2016年に行った調査によると、宝くじを月に1回以上購入している常連購入者は推計で1044万人に上る。そこまでの宝くじファンではなくとも、年末ジャンボだけは毎年買い続けているという人は多い。では、その1等に当選する確率はどれくらいなのか──。
1等・当選確率は2000万分の1
今年の年末ジャンボは2000万枚を一つのユニットとして、全部で25ユニットを発売。1等は各ユニットから必ず1枚出る仕組み(当該番号の購入者がいない可能性はあり)だ。当選確率は「2000万(枚)分の1」、つまり0.000005%である。
この確率は、東京都と埼玉県の全住民を対象にしたくじ引き大会で、当たりくじが1本しかない、という状況にほぼ等しい。もちろん宝くじの場合は、1枚だけの購入者はごく少数。まとめて10枚購入すれば当選確率も10倍ハネ上がる。しかし、それでも確率は200万分の1(0.00005%)にすぎない。
にもかかわらず、「今年こそは」と、一獲千金を夢見て、宝くじを買い続ける人が多いのはなぜだろうか? 実は、こうした非合理的にも見える人間の行動は、行動経済学の確率加重関数というキーワードを用いて説明できる。
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