フィンテック革命の衝撃 日本の産業、金融、株式市場はどう変わるか
藤田 勉 著
「フィンテック」とは、金融(finance)と技術(technology)を合わせた造語で、マネーにかかわるビッグデータを人工知能(AI)を使って処理するテクノロジーのこと。これによって、資産運用、資金調達、貸付、保険、決済・送金などの金融サービスが劇的に変化するという。
たとえば、資金決済をスマートフォンだけで済ます。住宅ローンや消費者金融の審査をAIに任せる。クラウドファンディングによって、企業が個人から直接資金を調達する。こうしたことが日常的に可能になれば、銀行や証券会社の支店は必要なくなる。
著者は、いずれスマホが金融サービスの主役になると見通し、企業経営や金融市場の一大変貌を予測する。
役に立たない読書
林 望 著
楽しくなければ本を読む意味はない。楽しくさえあれば、実用的な価値などなくても構わない。そう説く著者が、プラグマティックでもペダンティックでもなく、読書を自在に楽しむための独自の方法を披露する。
ベストセラーなど読む必要なし、本は図書館で借りずに自腹を切るべし、同時並行的に何冊も読むべし、古書店主に顔を覚えさせるべし、読書の醍醐味は古典で知るべし、書物は書き込んだり線を引いたりして大いに汚すべしなど、その論は読書を中心に縦横無尽に広がっていく。
役に立たないと思っても心を開いておおらかに、興味のおもむくままにあれこれ読んでみることが、やがて“知の総体”として輝き出すと説く。
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