IT磨き「顔の見える電気」
「生産者の顔が見える電気」をキャッチフレーズに、電力生産者と消費者をつなげる企業がある。みんな電力の事業の中心は、再生可能エネルギーを中心とした電力の小売り販売。
ENECT(エネルギーを選ぶの意味)と称する自社の電力販売サイトには、30を上回る電力生産者が顔をそろえる。そこには、農家やミュージシャンらが太陽光などの発電所を手掛けた経緯や本人たちの思いを書き記している。その一つひとつを眺めたうえで、共感できる発電所を選んで電気の購入を決める。
「老若男女みんなが電気を作って、自由に売り買いできる仕組みを作りたい」。大石英司代表(47)は、昨年4月に家庭向け電力に参入した思いをそう語る。
アップルストアにも供給
大石代表は自社を「IT企業」と定義する。クラウドシステムを活用して、低コスト経営を実現。基準とした仕入れ価格よりも安く済んだ場合には、「みんなワリ」として値下げ還元している。
ここへ来て大きく伸びているのが、再エネ志向を強めている企業との契約だ。顧客数1000社を目標に、アップルストアが入居する銀座のビルへの電力供給も実現。経済産業省の海外進出支援事業でも支援対象に選ばれ、近く米ニューヨークで事業内容をプレゼンテーションする。
(本誌:岡田広行)
アフリカの村に電気届ける
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