アメリカの大学の裏側 「世界最高水準」は危機にあるのか?
アキ・ロバーツ、竹内 洋 著
現役の米国の大学教授と教育社会学者が、「世界最高水準」にあるといわれる同国の大学の現状を解説し問題点を指摘した。
私立の4年制大学の授業料は日本の4倍もあり、卒業後に学生ローンの返済に追われる若者が急増。あるいは、大学進学が「高額な投資」となったため、親も学生も就職に直結するような専攻ばかりを望む傾向があり、リベラルアーツ系が軽視されてきている。「お客様」である学生が興味を持てるように、「自撮りクラス」「木登り」「ワイン入門」「革命の起こし方」などといった科目を作る大学まであるという。
著者らは、こうした問題が日本にも広がり始めていることを危惧する。
入門 東南アジア近現代史
岩崎育夫 著
2015年、東南アジア諸国のさらなる経済発展を目指すことを目的に発足したASEAN(東南アジア諸国連合)経済共同体。人口6億4000万の巨大経済圏の誕生となったが、その影響を展望。構成11カ国の歴史、世界の中の東南アジアの立ち位置など基礎的な事項も解説されている。
ベースのキーワードは「多様性の中の統一」。民族・文化はいうに及ばず、国土面積、宗教、政治体制、中心産業までもがことごとく異なりながらも、1967年にASEANを発足させるなど、アジアの中でも最も地域協調の動きが活発なのはなぜかも解き明かしていく。
併せて、中国やインド、日本などのアジアの大国に対抗していくための考えを探る。
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