日本と中国経済 相互交流と衝突の一〇〇年
梶谷 懐 著
「反日デモと爆買い」。日本と中国の関係は、まさにこの言葉に象徴される。つまり、経済関係がうまくいっていても、政治問題が邪魔をする。経済学者がこの構図を軸にして中国近現代史の流れを追い、日中関係を考察した。
こうした両国の関係は近代以降、何度となく繰り返されてきた。それは、1920〜30年代に日本の繊維産業が大挙して中国に進出した、いわゆる「在華紡」の経験にまでさかのぼる。このとき起こった労働者のストライキやボイコットを、現在の反日デモ・暴動に重ねて解説する。
中国の政治体制や経済システムは他の先進国と異なる。このことを念頭に、過去の経験からいかに学ぶかがリスクヘッジにつながると説く。
日本テレビの「1秒戦略」
岩崎達也 著
2014〜15年に2年連続で年間視聴率三冠王に輝いた日本テレビ放送網。16年も好調だ。これは勝つための戦略を取ってきた結果だという。
バブルが崩壊し広告収入が落ち始めた1990年代初頭、日テレは視聴率王者フジテレビジョンとの逆転を狙い、若手社員13名で徹底的にライバルを分析するプロジェクトをスタート。フジと日テレの全番組を録画し、特大の方眼紙に視聴率のグラフを描き、番組やCMの内容を書き出していくという実にアナログな方法でライバル局を一分一秒調べ上げたのだ。
80年代から90年代前半にかけて日テレが全社を挙げて行った大改革。そのイノベーションやマネジメントの手法を披露する。
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