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政治・経済・投資 #危うし! トランプノミクス

レーガン流外交の復活か 各界の識者に聞く(2) 長島昭久

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トランプ氏側近とされるマイケル・フリン元陸軍中将と10月に面会し、今後のトランプ外交・安全保障政策の行く末を占うのが、外交・防衛通として知られる民進党の長島昭久衆議院議員だ。

衆議院議員(民進党)長島昭久

ながしま・あきひさ●1962年生まれ。慶応大学大学院修了、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院修了。(撮影:今井康一)

選挙結果は衝撃的だったが、その後の言動を見ると、なかなかの人だなという印象だ。逆に、トランプ氏の言葉を信じて投票した人が、トランプ氏の現実路線への転換を許容するのか心配になる。何を切って何を残すべきか。ビジネスマンとして、彼が培ってきたすべてを今フル回転させているのだと思う。

トランプ氏が自らの政策を修正したとき、トランプ氏を押し上げたうねりとどこまで整合がとれるか。うまく統治していくには、それくらい変身しないといけないかもしれない。現実路線にうまく転換できれば2年後の中間選挙、4年後の再選も見えてくる。

今年訪米した際に聞いた、トランプ氏をよく知るある専門家の評価は、クリントン氏はストラテジック(戦略的)。対するトランプ氏はトランザクショナル(取引的)だと。トランプ氏はまさにディーラーで、それが外交に転用されると大変なことになる。

内政を重視して外交はきちんとした人に任せるならいいが、日本にとって悪いシナリオは空白ができること。外交は中国やロシアに任せて放っておけとか、同盟関係を無視して、たとえば中国からの輸出を抑える代わりに、南シナ海は好きなようにしていいというような取引をされるのが怖い。トランプ氏が外交・安全保障についてどこまで主導権を握る意思があるかわからないが、外交や安全保障を自分で手掛けるほど関心があるとは思えない。その点オバマ氏と似ているかもしれない。

フリン元中将は日米同盟再構築を要求

11月に出た外交専門誌に、トランプ氏の外交アドバイザー二人の書いた論文が載っている。私もすぐに読んだが、「ピース・スルー・ストレングス」、つまり「力による平和」という言葉がタイトルになっている。これは誰が見てもレーガン時代の言葉で、トランプ氏自身もスタイルとしてはレーガン氏のようなことをやりたいと思っているのではないか。力による平和という言葉は、いわば現代共和党の原点だ。

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