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「グローバル・タックス」導入を考察する 新刊新書:資本主義と相いれない「農本主義」

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農本主義のすすめ

宇根 豊 著

農本主義のすすめ (ちくま新書 1213)(筑摩書房/280ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

自ら“百姓”と名乗る著者は、「農本主義」は、「『農』の中の近代化してはいけない世界を守って生きていくこと」だと説く。「農」とは「天地自然に働きかけて、恵みをいただくこと」であり、資本主義とは相いれず、経済価値では測れない世界でもある。さらに言えば、産業としての「農業」は、「農」のほんの一部でしかないという。

大正時代から昭和初期にかけて、農本主義者と呼ばれた橘孝三郎、権藤成卿、松本喜一らの思想に触れながら、こうした農本主義の精神を解説していく。著者は、農本主義をもう一度掘り起こし再生させることで、人間本来の営みを取り戻そうと試みる。行き過ぎた資本主義への警鐘にもなっている。

 

不平等をめぐる戦争 グローバル税制は可能か?

上村雄彦 著

不平等をめぐる戦争 グローバル税制は可能か? (集英社新書)(集英社/224ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

富裕層やグローバル企業は、タックスヘイブンを使って税を逃れ、マネーゲームで儲ける。この繰り返しでどんどんおカネを懐にため込んでいく。そうしてでき上がったのが、人口の0.14%の富裕層が世界の金融資産の80%以上を持つといわれる今の世界だ。

著者は、あまりにも不公平なこの図式を解決するための処方箋を提示する。グローバル化した地球を一つの社会、あるいは国と見なし、地球規模での税制を敷く「グローバル・タックス」の導入だ。

タックスヘイブンを可視化する方法や、課税・徴税・分配のための新たなガバナンスなどを解説。納税者一人ひとりが、政治家に働きかける方法などにも言及する。

 

ISの人質 13カ月の拘束、そして生還

プク・ダムスゴー 著 山田美明 訳

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