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犬・猫の殺処分が減った裏で不正流通が拡大? 動物愛護管理法の影で暗躍する引き取り屋

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栃木県の引き取り屋には、老齢の柴犬が小さな檻に詰められていた

高速道路を栃木県内のインターチェンジで降りて、さらに走ることおよそ10分。家並みが途切れた寂しい山中に、その施設はあった。

前庭を抜けて奥まった位置にある小屋に入ると、見たことのない光景が目に飛び込んでくる。所狭しと積まれた鉄製の檻(おり)。ヒステリックにほえ立てる犬の声。何日も洗っていない頭のような異臭が漂う。

ここは通称「犬の引き取り屋」だ。犬の繁殖業者(ブリーダー)が、妊娠・出産できなくなった老齢犬や障害のある犬といった売り物にならない個体を持ち込む。施設の所有者である男性は、1匹当たり数万円(推定)の謝礼と引き換えに犬を受け入れる。要するに、廃棄物の引き取り業者のような業態だ。

「今は柴犬しかいないよ。それも10匹ぐらいかな。随分減った」

やせたのも、思いのほかふっくらしたのもいるが、基本的にどれも老齢犬らしい。

行政が引き取らないから、もらってやっている

「この前、ブリーダーに電話したら『引き取ってもらいたい犬はいるけれど、動物愛護団体と一緒に来てくれないと困る』と言われた。あんな騒ぎになって、警察まで来たからね」

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