ライブ動画でエンジンルームの中を見せたり排気音を聞かせたりすることで、店舗に持ち込まなくても中古車の査定を受けられる。このようなサービスを中古車買い取りのガリバー(運営会社はIDOM(いどむ))が試行的に開始した。そこで用いられている技術が、動画チャットプラットフォームFacePeer(フェイスピア)の「FaceHub(フェイスハブ)」だ。
FaceHubは、アプリケーションやアカウントの登録、連絡先の交換が不要。ウェブ上で簡単に利用できる点でスカイプなどと異なる。FacePeerの多田英彦社長(50)は「商売の基本は顔を合わせること。事業を始めてわかったが、もともと接客力を強みとしていた企業を中心にネット上でも顧客と対話したいというニーズは強い」と話す。
事業の原点は「オークションは本来会場で開かれる。ネットオークションもライブ動画で行えないか」という考えだった。ヤフージャパン在籍時、米国ヤフーのシステムを使っていたヤフーオークションを日本独自のシステムに変更するプロジェクトに携わった経験から思いついた。
FacePeerは40〜55歳の人材が中心だ。「企業は年齢を見て採用を敬遠しがちだが、この年代は高いスキルを持っている」と説明する。同社は多田社長を中心とした「いぶし銀」の集団なのだ。
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