「はぁ? 『俺は手伝ってる』って何!?」──。
金融機関で働くヨウコさん(仮名、33)は、思わず声を荒らげた。毎朝ヨウコさんは髪を振り乱しながら、2歳の子どもの登園準備をしている。その傍らで夫は朝食の後片付けをして身支度をさっさと済ませ、玄関に向かおうとしていた。「ちょっと待った!」と叫ぶと、「俺、片付け手伝ったし先に行くよ」と当然のように靴を履いた。その瞬間、「手伝うじゃないでしょ! 楽なことだけして逃げないでよ!」と怒りが頂点に達した。夫はマイペースでできる家事はするが、思うようにならない子どもの世話はしない。それがイライラの原因になる。
夫はハードワーカーだ。ヨウコさんが育児休業をし、職場復帰後は育児短時間勤務制度を使って1日6時間働き、お迎えに行っている。子どもが風邪をひけば当然のようにヨウコさんが会社を休んでいる。「何で女だからって育児休業? 何で仕事をセーブしてお迎え? 私だって、長時間働いていいなら働きたい」。そんな思いが募ると、夫に殺意さえ抱いてしまう。
「共働きなのだから、家事や育児は手伝うのではなく一緒にやる。夫にも半分してほしい。それなのに夫は10分の1程度の貢献度で“ドヤ顔”だ」と、夫婦の温度差は激しい。毎日疲れ果て「もう夫を異性として見るなんて無理。相手が替わらないかぎり2人目は作れない」とあきらめ顔だ。
経済的な理由で離婚に迷う
広告会社の契約社員だったユカさん(仮名、36)は4年前、妊娠すると雇い止めに遭った。最近何とか見つかった仕事はパート社員。25万円あった月給は16万円に落ち込んだ。
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