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この国はモルモットですか あぁ!クルーグマン先生

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7月10日の参院選で問われるべきは、まず、アベノミクスの「これまで」だ。同時に「これから」をただすことを忘れてはならない。安倍首相は、この国をどこへ導こうとしているのか。

ヒントは3カ月前の「国際金融経済分析会合」にある。12人の経済学者が招聘されたが、焦点はクルーグマン教授ただ一人。ほかの面々は刺身のツマだ。現政権発足以来、政府、日銀は挙げてこのノーベル経済学賞の受賞者に私淑してきたのだから。

いわゆる「流動性のわな」に落ちた日本を救う手は何か。教授の教えはこうだった。「中央銀行が自ら無責任になると宣言し、それを人々に信じ込ませること」(ニューヨーク・タイムズ紙の教授のコラムから)。人々が呆気にとられる超金融緩和を実施すれば、必ずインフレ期待が定着し、デフレから脱却できる。

そのとおり実行したのが、黒田総裁の「異次元緩和」だ。人々は呆気にとられたが、インフレ率は目標の2%どころか、やがてマイナスに逆戻り。すると、教授は「第2の矢」を放った。教授自ら“暴露”した経済分析会合での発言録をなぞってみよう。

「黒田さんはよくやった。が、われわれが目にしているのは金融政策の限界だ。マイナス金利政策も、これ以上は無理がある」。忠実な弟子である総裁はいい面の皮である。

大気圏脱出の財政拡大?

金融政策が限界なら、ではどうするか。「公的債務など気にしない強力な財政政策。デフレ回帰の不安をぶち壊すショックを与えること。必要なのは、ロケットが大気圏を脱出する推力だ」。

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