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駆け込み特需が見込めない! [リスク8]消費増税先送り

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2017年4月に予定される消費税率8%から10%への増税。株安や円高による景気腰折れ懸念で、増税時期の再度の先送りが喧伝され始めた。先送りとなった場合、増税後の消費減退という気掛かりが払拭される一方、来年3月の増税前駆け込み需要は見込めない。
宝飾品や高級時計などの高額品を取り扱う百貨店は、前回14年4月の増税時には駆け込み消費が膨張した。兆候は13年後半ごろから現れ始め、14年3月の全国の百貨店売上高は前年同月比25.4%増加。最大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)は過去最高となる346億円の営業益をたたき出した。その代償は大きく、増税後の全国百貨店売り上げは長期低迷。地方や郊外の店舗は今も売り上げ不振に苦しんでいる。
予定どおり17年4月に消費税が引き上げられれば、再び駆け込み消費が盛り上がるだろう。だが、地方百貨店にとっては、それが最後の書き入れ時にもなりかねない。
百貨店業界は2月決算が多く、3月の駆け込み消費と4月の落ち込みが相殺される。3月決算の三越伊勢丹HDやエイチ・ツー・オー リテイリングは、17年3月期にはプラス寄与となるが、翌18年3月期は厳しいマイナスからのスタートを余儀なくされそうだ。
増税がなければ短期の悪影響は減らせるが、それで消費が盛り上がるともいえず、悩ましいところだ。

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