荒れ狂う相場の中で、個別企業の適正株価水準をどうやって見極めればよいだろうか。
理論的に考えれば、株価とは企業の適正な価値であるはず。それはその企業が資産を今いくら持っていて、将来どれだけ稼いでくれるか、の合計額であるべきだ。つまり企業の純資産(株主資本)と、毎期の純利益を足し合わせればよい。
ただし、手元にない将来の利益は先に行くほど不確定でリスクが大きい。だから毎年の金利分を複利で割り引く必要がある。これが理論株価の基本的な考え方だ。
ここでは、企業の現在の価値として直近本決算のBPS(1株当たり純資産)を使用。期待超過利益は、各期の予想EPS(1株当たり利益)から、株主が会社に最低限期待する利益額を引いた額とした。東洋経済の業績予想や株主資本、予想ROE(株主資本利益率)を基に、独自モデルで算出している(下図)。
予想ROEはどんな高収益(あるいは低収益)の会社であっても、中長期的には市場が求める最低利回りに収束していくと仮定。最低利回りは国債利回りと各社のβ値(TOPIX〈東証株価指数〉の変動率を1とした場合の変動率)を基にした。
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