気に入った場所でゆったりと過ごしたい人向けに、会員制ホテルの人気が高まっている。国内では業界大手のリゾートトラストの「エクシブ」や、東急不動産の「東急ハーヴェストクラブ」が代表格だ。
リゾートトラストは2016年3月期の会員権販売額が、「リーマンショック以降最高の614億円となりそう」(伊藤勝康社長)。09年以降、販売額は300億円台で伸び悩んでいたが、局面が一変。人気を牽引するのは訪日外国人でなく、あくまで日本人だ。金銭面で余裕のあるシニア層が中心で、「夫婦だけ、また孫を含む3世代でも利用されている」(航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏)ようだ。
別荘のような手間もいらず
日本のリゾートホテルは他国と比べ利用者の滞在期間が短いが、施設面やツアーなどのプログラムが充実している点が特徴、と鳥海氏は指摘する。中でも会員制ホテルは、同ブランドの複数のホテルを利用でき、別荘のような管理・維持の手間もかからない。最近では個人だけでなく企業が保有し、保養施設として活用するケースも増えている。リゾートトラストの法人会員数は全体の約38%、ここ5年間で4ポイント伸びた。
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