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星野佳路 星野リゾート 代表 実家の軽井沢も売却済み 中国だと騒ぐのは偏見だ

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ほしの・よしはる●日本航空開発(現JALホテルズ)、シティバンクを経て91年に実家の星野温泉に入社、現職(撮影:梅谷秀司)

国内各地で高級旅館やホテルを展開する星野リゾート。同社は、2005年から再生を手掛ける「星野リゾート トマム」(北海道占冠(しむかっぷ)村)を、中国企業に売却(12月1日)すると発表した。業界に衝撃を与えたが、その真意はどこにあるのか。星野佳路代表を直撃した。

──トマムを売却する理由は? 

これまではリフトを掛け替え、雲海がよく見えるテラスを設けるなど、第1ステージとして短期的に収益を出すための投資をしてきた。ただ、トマムは巨大なリゾートなので、10年で再生が完了することはない。

日本のスキーリゾートはバブルの頃に開発されたものばかりで、新しい施設がない。その間、世界のスキーリゾートはものすごく進化した。今後は第2ステージとして、トマムを世界レベルにしていくための、中長期の投資が必要だ。

トマムは、米国系ファンドが80%、星野リゾートが20%を保有している。今回は出口戦略の時期を迎えた米国系ファンドに代わって、中国のフォースン(復星集団)という会社と組むことにした。

同社は中長期の視点を持つ投資会社だ。トマムの成長戦略にも賛同している。上場している場所を見て、中国だと騒ぐのは偏見だ。星野リゾートはこの10年間、トマムを運営してきたし、これからも運営する。

──なぜ、ファンドが所有し、星野リゾートが運営を受託する方式を取っているのか。

ホテル業界は1970~80年代から、所有と運営を分離する方式が導入された。所有とは、不動産に投資をすること。投資家にとってホテルは、オフィスなど不動産のポートフォリオの一つにすぎない。

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