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ユーロ圏統治政府の必要性 ギリシャ問題が示す

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ギリシャ問題は欧州の通貨統合を破壊してしまうのか、それとも、それを救う方法を明らかにしてくれるのだろうか。

クルーグマンやスティグリッツなど北米のケインズ経済学者の多くは、ギリシャの反緊縮姿勢に同情を示している。小国に屈辱を与え、独仏など大国の実質的な保護領にすることは、欧州の長期的な利益に資するものではない。

ユーロ圏のGDP(国内総生産)の2%にも満たないギリシャの財政の失敗が欧州通貨統合に深刻な危機をもたらしたのは、明らかな制度的欠陥があるからだ。ただ、その改善策はユーロ圏の規制を強化することなのだろうか。あるいは、状況の異なる加盟国が対応できるようルールを調整すべきだろうか。

今のところ、規制強化は失敗に終わっている。ギリシャの問題は、通貨統合だけでは安定性を欠いた不均衡を素早くコントロールし、重大な危機を防ぐことはできないことを示している。

別の選択肢としては、各国の連帯と責任のよりよいバランスをもたらす「トランスファーユニオン」を採用する方法がある。

ユーロ圏は加盟国ごとに異なる状況を考慮しながら、総体的な状況に対応できるような財政構造の強化を図らなければならない。そのうえで景気安定化政策の実行、主に経済および社会インフラへの投資に対する補助金など、限定的な財源の移動を認めるべきである。

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