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郊外で進む戸建てデフレ 戸建て1000万円台が続出!

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「価格更新 4LDK 1280万円~」。今年1月末、千葉県北西部の東武野田線沿線において驚くような価格の新築戸建てが出現した。

2階建てで1階のLDKは20畳とスペースは十分(図表1)。最寄り駅までは徒歩16分。東京都心へ1時間弱で通勤可能なこのエリアでは、もはや土地代にしかならない価格である。

[図表1]

「典型的なパワービルダーの物件ですね」。そう解説してくれるのは、首都圏全域で建売住宅の仲介を多数手掛けているレジデンシャル不動産法人(埼玉県・北本市)代表の田中勲氏だ。

パワービルダー(以下PB)とは、30坪程度の戸建て住宅を2000万~4000万円台で大量に供給している建築会社のこと。「一日100棟、一年に36000棟」とCMしている飯田グループホールディングス傘下6社がその代表だ。

PBの建て売りは、なぜ安いのか。田中氏は売値から逆算した価格での土地仕入れ、グループ企業内の建材共通化、土地仕入れから販売まで年2~3回転の圧倒的なスピードなどを挙げる。

「PBの1棟当たりの標準的な建築費原価は850万円程度。同じ仕様の建物を工務店に見積もり依頼したら、最低1200万円以上かかります」

しかし、冒頭の1280万円はそれだけでは到底説明がつかない。「赤字覚悟の決算対策でしょう。飯田グループの6社が3月期末決算に統一された関係で、今年春前は『引き渡しまで3週間』を条件に、大幅値引き価格を提示してくるケースが増えていました」(田中氏)。

冒頭の激安物件が出た千葉県北西部・地場の不動産業者も、こうぼやく。

「完全に供給過剰ですよ。秋口に2380万円だった物件が半年売れなくて1380万円まで下がりました。PBは売れるまで価格を下げてくる。おかげで中古はさらに安くしないと売れないし、土地も下がります。適正な価格でやっていただかないと本当に困りますね」

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