ゼロ金利に慣れた日本人には想像しにくいかもしれないが、欧米では安定して収入を得られる投資対象として債券にも人気がある。債券を運用資産に組み入れれば、分散投資の効果はより高まるだろう。さらに外貨建て債券なら為替差益を得る手段としても利用できる。
外債の中で入門的な位置づけなのが外貨建てMMF(マネーマーケット・ファンド)だ。MMFとは利回りが低い反面、安全性の高い公社債を中心に運用される投資信託。2015年末までの売却分については、為替の値上がり益に対して非課税という税制優遇があるので、為替差益を狙いに行くには適している。
ただし、外貨建てMMFを購入する際は円貨からの両替が必要だ。ドル建てMMFだと、国内証券各社とも購入時、売却時ともに1ドル当たり20銭程度の両替手数料がかかる。これは外貨預金よりも低いが、FXに比べると高い。FXなら為替差益に課税されるものの、両替手数料は1銭程度。レバレッジをかけないなら、FXはMMFと同じ感覚で為替差益を狙えることは知っておこう。
ポイント
MMFは物足りない そういう人はETF
米ドル建てMMFの利回りは年0.1%程度。より高い利回りを求めるならば、債券ETFを利用する手がある。「iシェアーズ・コア米国クレジット債券ETF」は、主に投資適格といわれる比較的安全性の高い債券へ投資することで、3%を超える分配金を実現している。
拡大する
さらに高いリターンを目指すなら、ハイイールド債と呼ばれる債券を知っておきたい。主に大手銀行の発行する優先出資や劣後債と呼ばれる特殊な債券、信用力の劣る企業が発行する債券を指す。これらに投資する「iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF」「iシェアーズ米国優先株式ETF」(名称は「優先株式」だが優先出資証券や劣後債に投資)「SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF」は、6%前後の分配金利回りだ。
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