投資家の中には、原油価格の下落を背景にしたロシア通貨危機、不安定な欧州経済など、波乱含みの相場展開を予想する人も少なくないだろう。
海外ETFには荒れ相場で起こる株価下落を利益機会とする商品もある。「Direxion(ディレクション)デイリーS&P500ベア3倍ETF」は、S&P500指数の値動きとは逆方向に価格が3倍動くファンドだ。仮にS&P500指数が10%下落したら、同ETFの価格は30%上がる。一時的な相場の下落を見込むときにはヘッジとして利用する方法もあるだろう。
「恐怖指数」とも呼ばれるVIX指数に投資することで、短期的な相場下落に対して保険をかけることもできる。同指数は市場参加者がS&P500指数の大幅な下落を予想するときに上昇する性質を持つ。「国際のETF・VIX短期先物指数」なら、東京証券取引所上場のETFなので使いやすい。ただし、長期で保有すると価格は下落する仕組みなので、あくまで一時的なヘッジとして利用するのがいいだろう。
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ポイント
未公開企業関連やMLPなど粒ぞろい
個別企業の株にも注目してみると、米国市場にはBDC(事業開発会社)と呼ばれる日本には存在しない形態のファンドが上場している。最大手の「エイリス・キャピタル」は、米国の未公開企業に投資と融資の両方を行い、利息を受け取りながら投資先の企業価値向上を目指す。
通常のベンチャーキャピタルとは異なり、投資だけでなく融資からの利息収入も得られるため、配当利回りは9%を超える。米国には複数のBDCファンドが上場しており、それらに幅広く投資する「マーケット・ベクターズ・BDCインカムETF」のような銘柄にも、海外の証券会社を使えば投資できる。
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