有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #リニア革命

今世紀最大の超巨大プロジェクト リニア革命 ▶▶Part1 これがリニアだ!

4分で読める 有料会員限定

Part1 これがリニアだ!

2027年に開業する超電導リニア。夢の高速鉄道が技術、経済、ライフスタイルを一変する。

最高時速500キロメートル。夢の超特急「リニア中央新幹線」が今秋、いよいよ着工を迎える。

リニアが2027年に開業すれば、東京(品川)─名古屋間がわずか40分で結ばれる。今の1時間28分の半分以下で、もう十分に“通勤圏”だ。45年には東京(品川)─新大阪間も67分でつながれ、現在の2時間18分に比べて劇的に早い。

振り返るとリニアの研究がスタートしたのは、東京五輪前の1962年。宮崎や山梨県での実験線の走行試験を経て、11年に事業主体や方式、主要ルートが決まった。この4月には環境影響評価書も提出されている。もうすぐ、JR東海が国土交通相から工事実施計画の認可を受けるはずで、準備は着々と進む。

リニアの語源は「Linear」(直線的な)で、ほぼ直線ルートを超電導磁石の力で浮上走行する。時速500キロメートルは東海道新幹線の時速270キロメートルをはるかにしのぐ。地面から10センチメートル浮き、鉄製のレール上でなくガイドウェイの中を走るため、構造上は脱線という概念がない。磁気浮上方式には中国・上海や愛知県の常電導リニアがあるが、超電導は日本が世界初だ。

もともとリニア建設の目的は、東海道新幹線の経年劣化や大震災の直撃に備え、東京─名古屋─大阪間の大動脈輸送を二重化することだった。だが今や低迷続く日本経済へのインパクトも見逃せない。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査では、リニア開業による経済効果は名古屋開業時で10.7兆円、大阪開業時で16.8兆円。「リニアの時間短縮は生産活発化、消費活性化の好循環をもたらす」(加藤義人・主席研究員)。大都市に限らず、「1県1駅」の方針の下、長野や山梨、岐阜など、中間駅の設置が決まった県は沸いている。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数