
駅のホームは地下約30メートル。2027年のリニア開業を控えて、名古屋市は「名古屋駅周辺まちづくり構想」策定のため、12年10月から有識者懇談会を開催、方向性を議論している。今年3月の第5回懇談会までに素案が示され、浮かんできたのは、“名駅(めいえき)大改造”のイメージだ。
名古屋駅にはJR東海道新幹線と在来線、名鉄(名古屋鉄道)線、近鉄(近畿日本鉄道)線、地下鉄東山線、同桜通線のほか、第三セクターのあおなみ線が乗り入れ。高速バスやタクシーなどの交通機関も集積、改札口や乗降場が分散し、乗り換えの動線は入り乱れている。
素案の核は、地下のリニアターミナル駅につながる動線を整理し、乗り換えやすい広場状の空間、「ターミナルスクエア」(仮称)の新設だ。
東の桜通口と西の太閤通口、それぞれにあるタクシー乗り場などの下に、フラットなフロアを設置。リニアや乗り換え先の改札を、エスカレーターや動く歩道で直線に結ぶ。イメージは空港ターミナルや、目下再整備されている渋谷駅構内という。ただその範囲や形状、各階の高さなどは、まだ決まっていない。
一方、地上に目を向けると、そこは愛知万博後の06年から相次いだ超高層ビルの建設ラッシュに次ぐ、さながら再バブルの様相だ。
名駅の象徴といえるツインビルのJRセントラルタワーズの北には、JR東海が地上46階建ての「JRゲートタワー」を、16年のオフィス入居を目指し建設中である。かつて松坂屋の入っていたビルの建て替えだが、商業部分はジェイアール名古屋タカシマヤが増床する形で、2~8階に入居。9~11階にはヨドバシカメラが名古屋に初出店する。
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