「しゃがむくらいではダメ。寝転がって横からファインダーをのぞけば、ペットと同じ目線になるから」。講師が床に体をつけ、カメラを構えてみせた。
キヤノンマーケティングジャパン(MJ)が展開するEOS学園(東京・銀座)の「ペット写真講座」での一コマだ。被写体としては難易度の高いペットを撮るコツを、わかりやすく解説。全3回の講座で料金2万円。第1回は基礎知識の習得、第2回は屋外での撮影実習、最後に作品研究とまとめ、の全4回。数あるテーマ別講座の中でも、人気が高い。
この日は、7人の受講生のうち女性が5人を占めた。ほかの講座では男性受講者が圧倒的だが、テーマがペットだと比率が逆転するという。
ペット専門の写真家である中村陽子講師は、「ここ1~2年で『ペットを撮りたい』という人は圧倒的に増えた。Web上で自分のペットを簡単に公開できるブログ文化が、『うちの子を見てもらいたい』欲求を高めているのでは」と話す。
Webとデジタル化がペット写真家を量産
ペットを撮る際の失敗として多いのは「ブレ」。犬や猫は人間と違い、カメラに向かって立ち止まり、にっこり笑ってくれることはない。ピントの合ったきれいな写真を撮るには、AF(自動ピント)や露出補正の機能を使いこなす必要がある。
表情の引き出し方にも工夫がいる。「普段からペットが反応する音を見つけておくことが大事」(中村講師)など、講座の中ではコミュニケーションの方法も伝授する。
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