電子ゲームでもペットは定着している。草分け的存在は、専用ゲーム機「たまごっち」だ。1996年にバンダイが発売した初号機「たまごっち」は爆発的人気を呼び、品切れなど社会現象となった。リアルな時間に即して世話をする必要があるなど、育成に手間がかかる点が逆に人気を呼んだ。全世界での累計販売数は4000万個に及んだ。2004年投入の2号機「かえってきた! たまごっちプラス」も赤外線通信機能が支持され、3700万個(後述の最新機を含む)に達した。
昨年11月に最新機「Tamagotchi iD(たまごっちアイディー)」が発売。キャラクターの衣装などのアイテムや、ミニゲームを携帯電話でダウンロードし、同機に転送して遊べる機能が付加されている。
玩具市場では10万個販売できればヒット商品といわれるが、「iD」は4月末までに50万個が販売された。バンダイ・ガールズトイ事業部たまごっちチームマネージャーの本間宏明氏は「販売100万個は目指していきたい」と話す。価格は5040円と安くはないだけに、直近の販売数は「たまごっち」シリーズが電子ペットとして根付いた証しといえる。「最近ではペットというより、弟や妹的な存在としてユーザーが感情移入している」(本間氏)。
携帯用ゲーム機向けでもペットゲームは一定の地位を確保している。
今年4月、タイトーのニンテンドーDS向けソフトとして発売された「ペットショップ物語 DS2」(販売はスクウェア・エニックス)。ユーザーがペットショップ店員になり動物の世話をするもので、登場する動物は60種類。パンダやペンギンなど、現実には飼うのが難しい動物も含まれている。販売本数は非公表だが、シリーズ化されており安定的な人気を維持しているようだ。「08年7月発売の1作目が、今もまだ売れているように、流行に左右されずジワジワ売れる定番的商品」(スクウェア・エニックスのプロデューサー統括部・丹沢悠一氏)だ。
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