使わない電話ボックスが、「発電所」に変身 <動画>ロンドンの新しい名物になるか

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その受賞後、彼らのチームは人々に見捨てられた電話ボックスのひとつをソーラーボックスに改造するため動き始めた。

現在の携帯電話は電力消費が激しいため、ソーラーボックスには確実に高い需要があると、クラストンは語る。「携帯電話はどんどん強力なものになっていき、アプリケーションもより手の込んだものになっていくと同時に、携帯電話のサイズは近年さらに大きくなっています。その一方で、バッテリーは改善されていません。そのような状況が変わらない限り、ソーラーボックスを使い、太陽光に感謝する余地はあると思います」。

資金源は広告

ロンドンの有名なトッテナム・コート・ロードにおいて、人目を引くソーラーボックスは街行く人々の関心を集め、その発想の巧みさに称賛の声があげられた。

通りがかったトムさんは次のように言う。「僕も常にバッテリーを切らしているんです。だから、とても良いアイデアだと思います。現存している電話ボックスを再利用している点も、伝統を継承していて良いですね」。

アメリカのケンタッキー州から来た観光客、ロンさんは次のように言う。「私は投資関係の仕事をしているので、常にオフィスと繋がっていなければならないんです。電話は頻繁にかかってきます。休暇でもおかまいなしに。ですから、このようなものがあれば、とても助かります」。

第一世代のソーラーボックスは、広告収入を資金とする予定だ。利用者はデバイスを充電している間、スクリーン上の広告に接することになる。その回数が増えれば企業も集まってくるのではないかと、起業者たちは期待している。

彼らのチームは、開発者たちと共同で、30秒だけで携帯電話を完全に充電できるスーパーコンデンサーを開発している。

また、光電池の効率も日々進歩しているので、これらの緑のボックスが (天気はどうであれ) 無料で電力を供給している様子が、ロンドンのストリートでおなじみの光景となる日が来るかもしれない。

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