進行する「マスク老け」を食い止める超簡単なコツ コロナ禍の“顔面老化"、原因は表情筋だった!

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【2】話さない

飛沫防止の観点から、公共の場での会話は控えることが推奨された。さらに休日の外出も敬遠されるようになり、会話の頻度が落ちてしまった。

【3】無表情

マスクによって顔のほとんどが覆われたことにより、わざわざ表情をつくって相手に伝える必要がなくなった。これにより、コロナ禍前よりも顔の筋肉を動かすことが少なくなった。

老け顔の原因は表情筋!

顔には約30種類の表情筋がある。この表情筋とこれをつなぐ表在性筋膜が表情を生み、顔の年齢を決めている。つまり、これらの筋肉が衰えると皮膚がたるみ、シワが深く刻まれ、締まりのない顔になってしまう。

実は、「老け顔」かどうかは自分自身で比較的簡単にチェックできる。

座った状態とあおむけになった状態とで消えるシワがあるか、頬の位置がズレるかを確かめればいい。あおむけになったときは気にならなかった頬やほうれい線、目元のたるみが、座り直して出てくるようなら要注意。すでにあなたは「老け顔」になっているのかもしれない。

表情が豊かな人は見た目が若々しい。CT画像を見ると表情筋がしっかりしていることがわかります。つまり、顔年齢は表情筋を鍛えることで若返るのです。対策はとれるということ」

奥田医師は松田聖子と同年代、まもなく還暦だ。

しかし仲間内からは実年齢より圧倒的に下の年代だと信じられてきたという。仕事柄、コロナ禍以前からマスクを着けるのが当然であっただけでなく、基本的にはひとりで作業を行うことが多く、日常的に人と会話する機会も少ないという奥田医師。つまり日ごろから表情筋を動かしているとはいい難く、むしろ「老け顔」へ一直線という環境……。それにもかかわらず、若く見られてきたのはなぜか。

「思い至ったのは、プライベートでの過ごし方。仕事中は“表情筋オフ”でも、プライベートになると自分でも“表情筋オン”のスイッチがものすごく入るんです。よく笑い、よく話し、表情豊かに過ごしていることで、若見え効果があるなと」

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