堀江貴文「僕が20歳の若者にも教えを請う理由」

つまらないプライドにこだわるというムダ

「努力家」という言葉に、堀江氏が違和感を抱く理由とは?(写真提供:学研)
数々の逆風もある中、圧倒的な結果を出し続けてきた堀江貴文さん。なぜそれが可能なのでしょうか。新刊『やりきる力』より一部抜粋・再構成してお届けします。

僕は人の100倍、「一生懸命やっている」

堀江さんは努力家ですね、と言われるのが、あまり好きではない。

毎日、時間単位で移動とビジネスミーティングを詰め込んでいる。1日に予定を10件近く入れることも普通だ。

多忙だけれど、「のんびりしたい」ことを理由に予定を減らそうとは考えない。時間には常に追われているが、新規の事業や取り組みに必要な知識があれば、きちんと学ぶ時間を確保する。

僕が手掛ける会員制和牛レストランの「WAGYUMAFIA」では、シェフとして接客の場にも立つ。自分はシェフ専門だからと、接客のほうで手を抜くことは一切ない。来てくれたお客さんに最高の体験をしてもらえるよう、サービスを尽くしている。

できるだけ避けるようにしているけれど、ひどくつまらない取材や会議に参加してしまうこともある。だからといって予定時間を切り上げたり、力半分で臨んだりはしない。相手が時間を取ってくれた分、誠意をもって話をして、仕事をこなしているつもりだ。

やると決めたことは、やれるまで全力でやりきる。上手くいかないからとか、疲れたとか、思いつきの都合で途中放棄はしない主義だ。

そんなふうに仕事をやりきる姿勢を見て、人は僕のことを「努力家」と呼んでいるらしい。「努力家」という称号は別に結構だけれど、逆にみんな、やりきらずに済ませてしまうことで、ストレスに感じることはないのだろうか?

コツコツと愚直に手を動かせば、求めた成果を求めた通りに得られるのに、なんで多くの人は、あれこれ理由をつけて途中棄放してしまうのだろう?

途中でやめてしまいたくなるトレーニングや稽古など、もとから始める価値もない。やりきるのが当然、だって楽しいから! と思えるチャレンジさえ選んでいれば、ずっと没頭し続けられるはずだ。

僕は、いつも「一生懸命」であることを心がけている。遊びも仕事も、必死にやる。実は、不良みたいに格好つけられない、生真面目な性格なのだ。それで損した気分になったことはない。一生懸命な状態が幸せで、楽しいからだ。

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