26年前の未解決殺人「司法解剖」から迫る犯人像 残された人への「メッセージ」を聞くのが法医学
26年前の未解決事件
世間を震撼させた井の頭公園バラバラ殺人事件は、1994年4月23日に発覚しました。
被害者が付近に住んでいた男性(当時35歳)だったことは判明しているのですが、犯人も犯行動機も不明の未解決事件となっています。
特筆すべきは、死因特定につながる人体部分は、何ひとつ見つからなかったことです。
解剖によって死因を特定するためには、頭部と内臓を丹念に調べていく必要があります。被害者男性の手と足は発見されたのですが、ご遺体は損壊されていたため、首から上と体の中身は発見されませんでした。
しかも身元を特定するために必要となる指紋は、ハサミで切り取られ、見つかった身体部分は血抜きされた状態で、すべて22㎝という均等な長さに切りそろえられていたのです。


















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