木村花さん母「闘わなきゃ歴史は変えられない」 木村響子「本当の花を知ってほしい」
編集で歪められた姿に変わっていた娘
――まだ話すのもつらい部分もあると思うのですが、今回お話ししてくださると決意した理由はなんだったのですか?
木村:花っていう人間を全然知らない人たちが、本来の姿ではない番組の編集で歪められた姿を見て、「こんなひどい子だったら叩いていい」っていう正義感で叩いていましたし、わざわざ歪んだものを切り取って放送するってどうなのかっていうこと、本当の花を知ってほしいという気持ちがあり取材を受けました。
――本当の花さんを知ってほしいということですが、テラスハウスに出ている花さんは、本当の花さんとは全然違われたんですか?
木村:違いました。花はすごく、みんなに好かれたい子だったんですね。“素”の花だったらカメラが回っているところであんな行動をすることはまずない。
――母の響子さんにもテラスハウスで悩んでいるという相談はあったんですか?
木村:家族とか友達にもほとんど番組のことは話さなかったんです。リストカットの写真がSNSで回ってしまったので、私も心配して連絡はしていたんですけど、大丈夫しか言わなくて。誓約書の中で、テラスハウスの中でのことを口外してはいけないっていう一文があって、花は損害賠償のことをとても気にしていた。よっぽどしんどかったんだと思います。ちょっと話すようになったのは本当に5月になってからですね。
――お話はどういうときにしたんですか?
5月15日におばあちゃんの誕生日会があって、その帰りに車で送ったときです。私のほうから、「全部の花を知っているわけじゃないのに、切り取られた情報だけでとんでもないことを言ってくるなんて、本当に信じられない」みたいな話をしたら、「本当そうなんだよ」と、煽られたことなどを話してくれたっていう感じですね。
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