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絵本の読み聞かせで子どもを伸ばす2つの質問 日本人のやり方は「世界の常識」とずれている

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  • 加藤 映子 大阪女学院大学・短期大学学長、大阪女学院大学国際・英語学部教授、Ed.D(教育学博士)

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子どもの能力を伸ばすための「読み聞かせ」、そのポイントは?(写真:YUMIK/PIXTA)
“読み聞かせ”というと、まだ字の読めない子どものために大人が絵本を読み、子どもはおとなしく耳を傾けるもの。そんな日本の光景と違い、アメリカの読み聞かせは、騒がしいくらい子どもがしゃべり、大人と対話をしながら読み進めていくものだという。実は、このやりとりが「思考力」や「読解力」「伝える力」を伸ばすのに有効だというのは、ハーバードで「子どもとことば」に関する研究を続けてきた加藤映子氏だ。このほど『ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』を上梓した同氏に、子どもの能力を伸ばすための教材として絵本を使うためのポイントを聞いた。

これからの時代は、自分の頭で考えて伝える力が大切

AIの台頭やグローバル化、フェイクニュースの拡散などが叫ばれています。

インターネットやメディアを通じて、大量の情報が入ってくる時代に求められるのは、情報の真偽を判断できる力や、自分にとって必要な情報を選びとる力です。

わかりやすく言うと、

「ネットやテレビではこう言っているけれど本当なのだろうか?」

「先生の言っていることは本当に正しいのかな?」

「この情報は自分にとって役に立つものなのか?」

と自分自身で考える力です。

もちろん、その考えを相手に論理立てて主張する力も重要です。

「自分の頭で考える力」そして「自分の考えを相手に伝える力」、きっとみなさんも、我が子にこのような力をつけてほしいと考えていることでしょう。

私たち日本人は、これまで「先生の話は黙って素直に聞く」よう教育されてきました。しかし、世界ではこれと真逆の教育が行われています。

それは、「人の言うことを鵜呑みにするのではなく、一から自分の頭で考えましょう」という教育です。

この傾向は、欧米だけでなく、シンガポールや中国などアジアでも広がっています。

もはや「世界の常識」といっても過言ではないのです。

さらに、グローバル化にともなって、これまでのようになんとなく考えを察し合える相手とだけ仕事をしているわけにはいかなくなっています。異なる文化背景を持った人々を相手に、自分の意見を明確に述べなければいけない場面はますます多くなってきます。

こうした変化に対応できる教育として、日本でも「自分で考え、意見を述べる力」を養うことが重視されはじめているのでしょう。

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