いまの「不満」は未来の成功へのパスポート 30を過ぎて諦めかけていた夢を取り戻す方法

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この四象限のうち、ベストは右上の「やりたい・できる」仕事です。自分がやってみたいと希望する仕事ですし、実際にそれができるだけの力も持っているとなれば、これはまさに天命によるものかもしれません。ただ、そこにぴったり当てはまる仕事に就いている人はごくごく少数だと思います。大半の人は、そこに当てはまらない仕事を日々こなしています。

反対に、最悪なのは、真逆に位置する「やりたくない・できない」仕事です。たとえば、細かい数字の計算が苦手で大嫌いなのに、経理の仕事をしている人は、ここに入ってきます。このような仕事は、どうにかしようとするほど、ストレスがたまって、いつか心が折れてしまうかもしれません。早く見切りを付けて、異動願いを出すか、転職を考えたほうがいいと思います。

ここで問題になるのが、残り2つの象限の仕事についてです。どちらが、ベストな仕事に近づけるでしょうか?

「やりたい」「やりたくない」の縦軸で考える

まず、「やりたくない・できる」仕事について考えてみましょう。身近な例で言うと、自分の部屋の掃除は典型的なケースです。

きれい好きな人は自ら率先して部屋の掃除をしますが、多くの人は掃除を面倒なことだと思っているでしょう。掃除をすることは、基本的に誰でもできることなのですが、「面倒」とか「他に優先することがあるから」といった理由で、やらないことを選びがちです。

職場によっては、最悪な仕事よりも問題が噴出するかもしれません。仕事のスキルはあるのにやりたくない部下、あるいは上司を持ったら最悪です。

このように考えると、次に良いポジションは、「やりたい・できない」仕事です。多くの人は、このような仕事をしていると思います。もともと「やりたい」仕事ですから、「こうしたい、ああしたい」という「やりたい」ベクトルを心のなかに常に立てておくことで、「できない」がやがて「できる」に変わり、ベストポジションである「やりたい・できる」仕事にめぐり会えると思うのです。

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