週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

発達障害の人の余暇から見える「重要な視点」 「選好性」の違いと捉えるとうまくいく

7分で読める
  • 本田 秀夫 信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授

INDEX

発達障害をどう捉えていますか?(写真:den-sen / PIXTA)
自分のことを「発達障害かもしれない」と感じている方や、家族・友人などに対して「この人は発達障害かもしれない」と感じることがあるという方は少なくないかもしれません。
発達障害の人特有の行動パターンと、その背景となっている発達障害の人の心理は、さまざまです。
『発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち』の著者であり、精神科医である本田秀夫氏に「自分には(家族や友人には)どうしてほかの多数の人とはちょっと違うところがあるのか」ということを考えるためのヒントについて聞いてみました。

発達障害の特性は重複する

発達障害には自閉スペクトラム症や注意欠如・多動症、学習障害などの種類があります。自閉スペクトラム症には「対人関係が苦手」で「こだわりが強い」という特徴、また注意欠如・多動症には「うっかりミスが多い」「落ち着きがない」という特徴がみられます。

このような特徴の中でも「こだわりが強いこと」と「落ち着きがないこと」は、一見するとまじりあわないように思われますが、それらが重複して表れるケースもよくあります。

私はNPO法人などで、幼児から成人まで、発達障害の方たちの余暇活動を支援しています。そこに集う方たちの活動には、一般的な交流とは違った様子がみられることがあります。

例えば、アニメが好きな人たちの集いがあります。そこに参加する人の多くは、みんなで集まってアニメを見たりアニメの話をしたりして、時間になったらそれぞれに帰っていきます。

次ページが続きます:
【発達障害の特性がある人の交流スタイル】

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象