「Apple Watch」に残された拷問・殺害の証拠 外で待つ婚約者のiPhoneと同期されていた?

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Daily Sabahは、Apple Watchの件は「特別諜報部内の信頼できる筋」からの情報だと報じている。カショギ氏は領事館の中へ入る前にApple Watchをオンにしてあったと考えられる、とのことだ。

同紙によると、カショギ氏が殺害された後、彼のApple Watchがその様子を録音していたことにサウジ諜報部員が気づき、カショギ氏の指紋を使ってApple Watchをアンロックしてファイルの一部を削除したが、全部は削除されていなかった、という。

10月11日、トルコは、サウジアラビア政府からの申し出により、トルコとサウジアラビアがこの事件に関して合同捜査班を設置することに合意したと発表した。サウジアラビア筋によると、高位の王族カレド・アル・ファイサル皇太子がその日トルコを訪問していたという。

事件のあらまし

カショギ氏は10月2日、結婚のための書類を入手するためにイスタンブールのサウジアラビア領事館内に入った。サウジアラビア高官らによると、カショギ氏は間も無く領事館から立ち去ったと言うが、トルコ高官らとともに領事館の外で待っていたカショギ氏の婚約者は、カショギ氏が外に出てくることはなかったと説明している。

トルコの情報筋がロイターに語ったところによると、当初警察は、辛辣なサウジアラビア政府批判者であるカショギ氏が領事館内で意図的に殺害されたと判断していた。ところが、サウジアラビア政府はその見方をはねつけた。

10月12日、サウジアラビアの内務大臣アブドゥルアズィーズ・ビン・サウード・ビン・ナーイフ皇太子は、サウジアラビアによる謀殺説について「嘘いつわりであり根拠のない申し立て」であると非難した。ただしトルコとの合同捜査には賛同している。

サウジアラビア代表団は10月11日にトルコ入りし、本件を調査しているトルコの検察官および法務省・内務省・警察・国家諜報機関それぞれからの代表と会合を行っている。トルコの外務省によると、イスタンブールのサウジアラビア領事は、調査の一環として捜査を受けるという。

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