ベントレー初のSUV、ベンテイガを国内で試乗した。全長5メートルを超える巨体は扱いづらい? 都心とワインディングロードを走り、西川淳がレポートする。
塊としてのデカさ
初めて乗ったのは、アメリカだった。それも砂漠のなかのリゾートだったから、ベントレー初のSUVも、「毎日乗れそうだ」と思ったものだ。ついでに言うと、ベンテイガなら、かなりのオフロードも難なくこなすし、何ならそのまま舗装されたサーキットへ持ち込んでもそんじょそこらのスポーツカーなんか振り切るほどのパフォーマンスをみせる。
つまり、現代のオールマイティ・ラグジュアリー、しかも筆頭の。それがベンテイガへのボクなりの賛辞だった。
半年ほど遅れて、“2度目のベンテイガ”。日本でも触れるという段取りになった。あの衝撃の性能をもう1度、とばかりに意気込んで取材現場に駆けつけて、思わずたじろぐ。
でっかい!
あれ? こんなにでっかいクルマだったっけ?
いや、もちろん、アメリカ以外でもショーなどで現物を間近に見る機会は何度もあった。それに、ボディサイズなど数字的なこともアタマには入っていたつもりだ。けれども、そんな経験や知識を超えて、日本の街中で目の当たりにするベンテイガは、なかなかにでかかった。

