おカネの3賢人に聞く「ガッチリ貯める方法」 森永卓郎氏ら専門家が回答
「お金を増やしたいなら、3つのお財布を順番に満たしていきましょう。その3つとは、(1)使う(2)備える(3)増やすです」
■“使うお財布”ってナニ?
「毎月必ず出ていく固定費(住宅ローンや家賃など)や生活費(水道光熱費など)、そして冠婚葬祭や家電購入といった臨時出費のためのお金です。だいたい生活費の3か月分くらいを、普通預金口座にキープしておくといいですね」
■“備えるお財布”とは?
「これは、住宅や車の購入、子どもの進学など、5年以内に使う予定のあるお金のことです。また、人生は山あり谷あり。病気やケガ、出産や介護など、何が起こるかわかりません。“もしも”の時に、あなたを確実に助けてくれるのはお金。人生のリスクに備えるのも、このお財布です」
■“増やすお財布”はどんなもの?
「これはズバリ、投資です。昔は投資というと100万円くらいのお金が必要でしたが、1万円程度からでも分散投資が始められるようになりました。生活していくために必要なお金は(1)と(2)のお財布にちゃんとあります。それ以上のお金は、“遊ばせず、働いてもらう”ことが大切です」
でも、損をしそうで心配です……。
「長いスパンで上がったり下がったりするのが投資です。もちろん値下がりすることもあります。だから、すぐに儲けようとは思わないこと。長く続けることで、じっくりとお金を育てるイメージを持ってください。このお財布をパンパンにできたら、お金持ちと言えると思いますよ」
さて、ここからは各マネーキワードの上手な利用方法を見ていきます。
普通預金で気になるのは…
とにかく安全なイメージが強い銀行の普通預金&定期預金。“使う財布”や“備える財布”の預け先として、真っ先に思い浮かぶはず。少しでも金利が高い銀行に預けたいのは、誰もが同じ。
普通預金で気になるのがイオン銀行。キャッシュカード、クレジットカード、電子マネー(WAON)が一体化した『イオンカードセレクト』を作ると、普通預金金利が年0・1%アップして、0・12%に。
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