年収450万円で買う良質の一戸建てとは? 「住宅ローン」と「親からの援助」は賢く使いたい
業界別平均年収ランキング | ||
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第33位 | 建設機械 | 598万円 |
第34位 | 鉄道(JR・民鉄) | 597万円 |
第35位 | 電子部品 | 595万円 |
第36位 | 自動車部品 | 589万円 |
第37位 | 鉄鋼・非鉄金属 | 586万円 |
第38位 | 食品 | 564万円 |
第39位 | 農林水産業 | 557万円 |
第40位 | ガラス・セメント | 546万円 |
第41位 | 文房具・事務用品 | 543万円 |
第42位 | 旅行 | 540万円 |
第43位 | 教育・学習塾 | 538万円 |
第44位 | コンビニエンスストア | 537万円 |
第45位 | 紙・パルプ | 536万円 |
第46位 | スポーツ・フィットネス | 535万円 |
第47位 | ドラッグストア | 529万円 |
第48位 | 人材サービス | 524万円 |
第49位 | 陸運 | 523万円 |
第50位 | レジャー・テーマパーク | 519万円 |
第51位 | 住宅設備 | 514万円 |
第52位 | 化粧品 | 513万円 |
第53位 | 中古車・カー用品 | 510万円 |
第54位 | 繊維・アパレル | 491万円 |
第54位 | 外食 | 491万円 |
第56位 | ウエディング | 489万円 |
第57位 | スーパー | 488万円 |
第58位 | ホテル | 486万円 |
第58位 | 家電量販店 | 486万円 |
第60位 | ホームセンター・ディスカウントストア | 473万円 |
第61位 | 眼鏡・靴・宝飾品・時計 | 443万円 |
第61位 | 百貨店 | 443万円 |
第63位 | 介護 | 361万円 |
トップはコンサルティング業界の1263万円、2位は総合商社の1135万円で「大台」を超えている。業界別中央値は、医療機器の600万円。一方で業界平均が500万円に届かない業界は10を数える。自分の業界のランキングが低い人は、またしても諦めモードになるかもしれない。だが、もう一度言おう。それは早計だ。
高収入の業界で働くビジネスマンは別として、一般的には年収500万円の「壁」があるようだが、では年収500万円以下では家は買えないのかというと、さにあらず。
これまで5万5000戸以上の住宅を分譲してきた東栄住宅によると、2016年上半期の購入者のうち、年収300万円以下の人が約10%、また年収500万円以下の総計は約32%にもなるというのだ。
ちなみに、東栄住宅の分譲住宅の平均価格は3426万円、平均土地面積131.95m2、平均建坪面積99.82m2となっている。この数字からわかるように、狭小住宅ではなく駐車場のある2階建ての物件を前提としている。
親からの資金援助は
564万円期待していい?
ただ「年収500万円以下+頭金なし」で一戸建てを買うとなると、たとえローンがおりても返済が苦しくなる可能性がある。ある程度の頭金は用意したいところだ。そこで、国土交通省の「平成27年度住宅市場動向調査」を参考にしたい。調査によると、借入金は「一次取得者の分譲戸建住宅購入者」の場合、平均は2781万円。購入資金が3663万円なので、882万円の頭金を入れてローンを組んでいる。
「882万円なんて貯金はない」という人も、以下のデータを見てほしい。不動産情報サービスのアットホームの調査(2014年住宅購入時の「親の資金贈与」実態調査)によると、住宅購入資金を贈与した親の平均贈与額は564万円もあるのだ。さらに、親と同じ地域に購入した場合は、贈与額がさらに増える傾向があるというから面白い。しかも、夫と妻の両方の親から564万円ずつ援助が受けられれば、1128万円にもなる。
それはさすがに望みすぎだろうが、双方の家からの援助を合わせて564万円というのは、十分に現実的ではないだろうか。親の援助564万円に自己資金約320万円があれば平均的な頭金になるというわけだ。逆に言えば、320万円ぐらいの頭金は何とか貯めておきたい。
では実際、自分の資金でどんな家を買うことができるのだろうか。年収3パターンで、どんな家が買えるのかシミュレーションしてみよう。