女子高生がLINEでひたすらやっていること 「不幸の手紙」は健在、「ブロック大会」も!

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大人からすると懐かしいバトンは今も健在

この「友情リレー」と呼ばれるチェーンメールは、本当に友人がいなくなると信じて回す子と、真実を知っている子の間でいさかいになることもあります。

また、「バトン」も盛んに回されます。バトンとは、質問がテンプレートになっているもので、自己紹介タイプ、友達の紹介文タイプ、恋愛に関するタイプなどがあります。

答える人を指名したり、見た人は強制的に答える義務を負ったりと、さまざまです。とにかく質問数が多く、100問のロングバトンも珍しくありません。

バトンというとmixiではやった印象がありますが、「スマホにあるいちばん古い画像を張る」という質問は、LINE時代ならではでしょう。

友情の証しを得るために「ブロック大会」開催

ブロック大会の締め切りは宣言されないことが多い

「LINEが重くなってきたから」「友達整理したいから」などの理由で行うのが「ブロック大会」です。

「大会」といっても開催するのは本人ひとりだけ。タイムラインで「ブロック大会します!」と高らかに宣言すると、ブロックされたくない友達は指定のスタンプを打ったり、コメントを入れたりします。とはいえ、反応しなかった友達でも、リアルで仲良しならブロックしないなど、あまり厳密ではありません。

要するに、ブロック大会をすることで「私たち、お互いに友情を感じているよね?」という確認を取りたいのです。しかし、それは子供同士でも周知の事実なので、あまり頻繁に行うと「あの子、かまちょでうざいよねー」と批判を浴びることもあります。

そして最近では、ブロック大会の終了宣言もしっかり行われます。「ブロック大会終了!この画像が見えている人はブロックされていません」という画像が投稿されたら、終了の合図です。そして、その投稿を見た友達から、次々に御礼のコメントが。

D子「ブロッコリーされてない!あざす!」

 

通訳します。

D子「ブロックされてませんね!ありがとうございます!」

 

鈴木 朋子 ITライター・スマホ安全アドバイザー

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すずき ともこ / Tomoko Suzuki

メーカー系SIerのSEを経て、フリーランスに。SNSなどスマートフォンを主軸にしたIT関連記事を多く手がける。10代の生み出すデジタルカルチャーを追い続けており、子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」としても活動中。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など多数。
http://tomoko.chu.jp/

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