「若手教師に寄り添う」のがうまい中堅教員は何が違うか、実践に学ぶヒント

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前川智美(まえかわ・ともみ) 横浜創英中学・高等学校教諭。1988年、佐賀県生まれ。長崎大学教育学部卒業。初任時から東京都の教員採用をPRする代表若手教員に選ばれ、全国の採用説明会などで「東京都の教員の魅力」を伝えてきた。東京教師道場の部員として学んだ後、東京教師道場リーダーに。2年間部内の若手教員の育成に当たった。みんなのコード主催、プログラミング指導教員養成塾修了。著書に『先輩教師に学ぶリアルな働き方 中学教師1年目の教科書 ――こんな私でもいい先生になれますか?』(明治図書出版)がある (写真提供:前川氏)
【大いに張り切るも壁にぶつかる1年目の「若手さん」①】「席に着きなさい」「静かにしなさい」と注意しても、反抗されてばかり。今日は子どもに「うるせーよ」「死ね」と言われてしまった。注意すると、さらにエスカレートする。いったいどうしたらいいんだろう……
【大いに張り切るも壁にぶつかる1年目の「若手さん」②】グスン……また学年主任の先生に注意されちゃった。生活指導主任の先生みたいに、もっとガミガミ言わなきゃいけないのかな。もっと子どもがピシッと言うことを聞くようにしなきゃいけないのかな……。なんか思っていたのと違う。どうするのがいいんだろう……
【大いに張り切るも壁にぶつかる1年目の「若手さん」③】「先生の指導、うちの子には合わないと思うんです。うちの子は『いつも自分ばか り注意されてつらい』と言っています」だって。この手紙、どうしよう……。学年の先生に相談したほうがいいのかなぁ。他の先生にはクレームなんて来てないのに、自分ばっかり……
【ちょっと慣れてきたからこそ悩む2~3年目の「若手さん」①】初任研のときは、とりあえず授業をすることで精一杯だったけど、今回はどんなことをしたらいいんだろう。さすがに、初任者のときみたいな授業じゃ許されないだろうなぁ……。初任研のときは、とりあえず授業をすることで精一杯だったけど、今回はどんなことをしたらいいんだろう。さすがに、初任者のときみたいな授業じゃ許されないだろうなぁ……
【ちょっと慣れてきたからこそ悩む2~3年目の「若手さん」②】最近、クラス全体がちょっと騒がしくなってきて落ち着かない。日によって、大きな声を出しても指示が通らないときがある。これっていわゆる「学級崩壊」の兆候ってやつなのかな?だとしたら、自分の手には負えないかもしれない こんなとき、どうしたらいいんだろう……
【自立し始め、隣の芝が青く見える4~5年目の「若手さん」①】ようやく先輩に頼らなくても仕事は回せるようになった。でも、一つ気になっていることがある。「周りの先生方がどう感じているか」だ。独りよがりの自己満足になってしまっていなかったかな…。どこか改善できることがあったら次回に向けてブラッシュアップしたいな…。自分の仕事の質って、自分ではよくわからない……
【自立し始め、隣の芝が青く見える4~5年目の「若手さん」②】初任の頃は立っているだけで子どもたちのほうから話しかけて来てくれていたの に、最近は用がない限り、何人かしか寄って来なくなった。気にしすぎかな……でも気になっちゃうんだよなぁ。もっと子どもたちと、いい関係になりたいなぁ……
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