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「現代の闇」を予言したマルクスとケインズの慧眼

マルクスとケインズは資本主義の構造をどのように見ていたのだろうか(luigipetro/PIXTA)
木村 伊量(きむら ただかず)/元朝日新聞社社長、国際医療福祉大学理事。1953年、香川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社入社。政治部長、東京本社編集局長、ヨーロッパ総局長などを経て、2012年、朝日新聞社代表取締役社長に就任。2016年、英セインズベリー日本藝術研究所シニアフェロー。現在、国際医療福祉大学理事・大学院特任教授。著書に『私たちはどこから来たのか 私たちは何者か 私たちはどこへ行くのか:三酔人文明究極問答』(ミネルヴァ書房)がある(撮影:尾形文繫)
水野 和夫(みずの かずお)/法政大学教授。1953年、愛知県生まれ。法政大学法学部教授(現代日本経済論)。博士(経済学)。早稲田大学政治経済学部卒業。埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを経て、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)などを歴任。著書に『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(日本経済新聞出版社)、『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)、『次なる100年』(東洋経済新報社)など多数(撮影:尾形文繫)
現代のグローバル社会の構図は、「アヘン貿易の世界化」に他ならない。私たちはマルクスとケインズが発し…