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街中から一年中「就活生」の姿が消えない理由 就活で増す「インターンシップ」の存在感

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  • 松岡 仁 ProFuture HR総研 主席研究員
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参加した時期やこれからの予定も確認しておこう。インターンシップに参加した時期は、8月が最多で7割を超える。次いで9月が6割を超え、夏期休暇中にピークを迎えている。7月に参加した学生は3割程度であることを考えると、7月から8月に向けて飛躍的に増加していることがわかる。

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今年廃止された経団連ルールの中で、就職活動等が学生の本分である学業の妨げにならないよう、採用活動等の時期が定められていた。したがって、企業はこのルールを尊重し、平日のインターンシップ開催を自粛し、学生が参加しやすい夏期休暇や冬期・春期休暇期間での開催に集中していたが、最近はこれが崩れてきている。

10月も4割以上の学生が参加したのに続き、11月にいたっては参加予定だと回答した学生が文系では6割を超える。街中からリクルートスーツ姿の学生が消えないわけである。

早期参加者への囲い込みが続く

最後に、参加した学生へ企業からどんなアプローチがあるのか見てみよう。最も多いのは、次のインターンシップの案内の70%、次いで特別セミナーの案内が40%、(プレ)エントリー受付の開始案内が33%、早期選考会の案内が31%などとなっている。

2020卒の就活生を対象に実施した3月時点での調査では、早期選考会の案内が5割を超えていたことを考えると、11月現点では時期的にまだ選考まで進んでいる企業がそれほど多くなく、しかるべく選考時期まで学生をつなぎとめる囲い込みの手段として、次のインターンシップの案内や、特別セミナーの案内が行われているということなのだろう。

年明け以降に同様の質問をしたら、確実に、早期選考会の案内が増えてくるはずだ。現在は、早期インターンシップ参加者の囲い込みに忙しいというわけである。この傾向は、3月までは採用選考の広報活動をしてはならないという経団連ルールの廃止により、今後、さらに強まっていく。

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