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ビジネス #3大シンクタンクが読む 2016年の日本

3Dプリンタは、いよいよビジネス実用化へ 航空機・オーディオ部品などが続々登場

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  • 光谷 好貴 野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 副主任コンサルタント

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3Dプリンタは今後どう進化するのか?(撮影:今井康一)
日本を代表する3大シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング、みずほ総合研究所、野村総合研究所に、6回にわたって2016年の日本を予測してもらう本連載。第6回は、『ITナビゲーター 2016年版』を上梓した野村総合研究所(NRI)の光谷好貴氏が、3Dプリンタの進化と3つの特徴、今後について展望する。

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3Dプリンタ製パーツが最終製品に搭載

3Dプリンタを活用したモノづくりが、いよいよ本格化しようとしている。2013年7月、ヤマダ電機が個人用3Dプリンタを販売すると発表し話題となった。そのため、今でも当時紹介された機種を思い浮かべるかもしれない。

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近年、「DDM(Direct Digital Manufacturing)」という言葉が登場し、3Dプリンタで作られた製品、あるいは3Dプリンタ製パーツを用いた製品が流通するようになると語られたが、上記の3Dプリンタのイメージもあいまって、「遠い未来の話だ」と感じている人も多いのではないだろうか。

実際には、3Dプリンタに関連する技術は、ここ数年でめざましい進化を遂げている。

2015年11月、エアバスは大型航空機であるA350-1000型機用のロールスロイス製エンジン「Trent XWB-97」の飛行試験を開始したと発表した。このエンジンのパーツの一部は、3Dプリンタによって製造されている。A350-1000型を含むA350 XWBシリーズは、エンジン以外のパーツについても3Dプリンタ製のものが活用されている機体であり、近い将来、3Dプリンタ製パーツが組み込まれた航空機が空を飛ぶことになる。

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【3Dプリンタの意義、今後はどう普及する?】

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