おそらく、ぎりぎりまで言うのを我慢したうえでのことでしょう。でもこれを言われた瞬間に「いまやろうと思っていたのに(やる気なくした)」と子どもは感じます。
せめて「いつから始めるつもりなの?」などと、本人の意思を尊重する言い方にしたほうがベター。それでも子どもは急かされていると感じるかもしれません。
毎日「そろそろ勉強しようかな」「いや、まだいいかな」という心の葛藤を感じることは子ども自身にとってもストレスです。
本当は、「5時になったらとりあえず机の前に座る」というように、まずは行動を習慣化してしまうことが大事です。行動を変えれば気持ちはあとからついてきます。
そう決めたのなら、とりあえず机の前に座っただけでもOKとしましょう。そこからどれだけ鉛筆が動くかはわかりません。でも、それもその子の生き方です。
集中力のコントロールはトップアスリートでも難しい
5分おきに机を立ったり、ぼーっとノートを眺めているだけだったりと、傍からは明らかに集中できていないように見えることはあるでしょう。
でも、集中力をコントロールすることは、トップアスリートでも難しいことです。
本当なら、そんな日は早めに切り上げて気分転換するのがいちばんなのですが、毎日の課題をこなさなければいけない現実は変わりませんから、そう悠長なことは言っていられません。
こういうときは、課題を小さく区切って、「ここまでやったらおやつにしよう」などと、小さな目標を定めるのが一つの方法です。
そもそも膨大な課題を終えるまで際限なく勉強し続けるスタイルは考えものです。たとえば「夜10時30分を超えてしまったら課題が終わっていなくても寝る」などとおしりを決めてしまったほうがいいと私は思います。
時間が有限であることを身に沁みて学ぶことも、中学受験の一つの効能です。それでもやらないなら、それもその子の生き方です。


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