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インターネット創世期から活躍するカリスマ経営者の1人、GMOインターネットグループの熊谷正寿代表。
同氏が開いた不正アクセス問題の「謝罪会見」は、個人情報流出という深刻な事態の収拾には至りませんでした。しかし一方で、グループの創業オーナーという真のトップが持つ強烈な存在感を、改めて世に知らしめる結果となりました。
これは熊谷氏が意図したものとは異なるように思いますが、世間では「ポエム会見」「第2の号泣県議(SNSではその実名)会見」などと、そのエキセントリックさが大きく印象付けられたという反応が多く見られます。
筆者から見ても、事態収拾という本来の謝罪会見の目的は達成できていませんでした。
本会見中、質疑応答の際に熊谷氏は、同グループについて「100年単位で継続する企業グループ」でありたい、イメージは財閥系企業の三菱や住友のような存在というふうに語っていました。しかし本会見によって同社は、その方向性とは大きく異なる、君臨したカリスマオーナーが所有する“箱庭”のような存在に映りました。
謝罪より「自分ファースト」のステートメントとなった会見
1代で巨大ITグループを築き上げたカリスマ創業者が直接語りかけた会見は、具体的な技術上の説明より、「命の砂時計」という抽象的なフレーズや時おり涙も交えながら自分語りと呼ばれる観念的な話に終始していました。辛辣な言葉がSNS上を飛び交ったのは、そのような違和感からでしょう。


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