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「GMOは三菱グループを目指す」と豪語も…謝罪会見で露呈したカリスマ熊谷正寿代表の《自分ファーストと箱庭支配》の歪み

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GMO 謝罪会見 熊谷正寿代表
GMOインターネットグループの謝罪会見での熊谷正寿代表の言動が物議を醸しています(撮影:尾形文繁)
  • 増沢 隆太 東北大学特任教授/危機管理コミュニケーション専門家
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これらの言動からもわかるように、始終、熊谷代表のお気持ち表明となっていたことが会見失敗の要因です。事態沈静化を目指すのであれば、今回の不正アクセスで何が起きているのか、なぜ防げなかったのか、これからどうするのか、誰がどのような責任を取るのかといった、具体的情報がメインとなるべきでした。

「安心で安全なインターネットになってもらいたいと心の底から思っていた」「事業として一度も儲かる、儲けるという言葉は使ったことがない」と涙ながらに語った熊谷代表(撮影:尾形文繁)

もちろん開示できないことを出せという意味ではなく、代表の感情が全面に出過ぎたことで、被害者、一般視聴者、取材陣すべての期待に沿えなかった内容となった点が問題なのです。

「GMOは三菱のようなもの」が示した組織の本質

今回の会見で、筆者が最も気になったのは「三菱や住友のような企業グループになりたい」という旨の発言です。会見でまざまざと見せつけられた強烈な熊谷氏の存在感は、グループの本質を表していたように感じます。これは、GMOグループが、複数上場企業も含んだ各社が独立した企業体であり、三菱グループなど、理念を共有する企業の集団であるということを、表現したかったのだと思います。

しかし会見で垣間見たのは、その主張とは正反対の、カリスマ創業者に誰も物申せないようなワンマン体制を想起させる、熊谷氏のきわめて強い影響力でした。財閥系企業のような、規律ある企業集団というイメージとは異なる印象を与えました。

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