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「令和の野々村」「ポエム会見」GMO会見が《完全な失敗》だったと言える理由…"カリスマトップを止められない"組織の弱さ

8分で読める
GMOインターネットグループ 熊谷正寿代表
「GMO AI・ロボティクス大会議&表彰式」で話す熊谷正寿代表。今回の謝罪会見では……(画像:GMOインターネットグループ公式YouTubeより)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授

INDEX

GMOインターネットが提供する「お名前.com デスクトップクラウド」へのサイバー攻撃による情報流出問題に関して、親会社のGMOインターネットグループが11月2日に記者会見を開いた。これが、思わぬ形で話題を呼び、大きな注目を集めるに至った。

熊谷正寿代表が感情をあらわにしたり、涙を流したりした場面がSNSで拡散。政務活動費疑惑をめぐって野々村竜太郎元兵庫県議が2014年に行った記者会見との類似性が語られ、野々村元県議というワードがXでトレンド入りし、熊谷代表は「令和の野々村」というレッテルが貼られた。

涙を見せながら声を震わせるシーンが幾度とあった(写真:時事)

会見を開いた姿勢を評価する声がある一方、熊谷代表の発言や進行への批判やツッコミが相次ぎ、SNSで大いに拡散する結果となった。

「自分語り」の第2部は“完全な失敗”だった

会見は3部構成で、3時間半という長丁場となった。第1部は「お詫び、これまでの対応、グループとしてのセキュリティガバナンス」、第2部は「本件を踏まえ今回得た知見」、第3部は質疑応答という構成になっていた。

今回の会見で語るべきだったのは、情報流出や顧客資産毀損に対する謝罪、経緯説明と被害者や関係者への対応、そして企業としての責任である。

第1部では、上記の対応が一定程度なされていたと評価できる。ところが、第2部では当初説明された趣旨とうって変わり、熊谷代表の経営者としての思いや人生観といった、いわゆる「自分語り」がなされた。第3部の質疑応答も、第2部を挟んだ影響で、焦点がぼけた冗長な内容になってしまった。

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