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「令和の野々村」「ポエム会見」GMO会見が《完全な失敗》だったと言える理由…"カリスマトップを止められない"組織の弱さ

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GMOインターネットグループ 熊谷正寿代表
「GMO AI・ロボティクス大会議&表彰式」で話す熊谷正寿代表。今回の謝罪会見では……(画像:GMOインターネットグループ公式YouTubeより)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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問題は第2部だ。熊谷代表が経営者としての理念や信念、AIや情報流出への問題意識を語ること自体は問題ではない。しかし、今回の問題について謝罪し、説明する場で長々と披露すべき内容だったのか疑問が残る。こうしたことは、問題が収束した後に、再出発の意を込めて、改めて語るべきことであるし、そうであれば一定の共感を集められただろう。

だが、被害や責任の問題が残っている段階では、第2部は蛇足、あるいは逆効果だったと言わざるをえない。熊谷社長は第1部と第2部は別物で、そのように扱ってほしいと記者に呼びかけたが、1つの会見で2つの要素を入れてしまったこと自体が不適切だったのだ。SNS上では「ポエム会見」と揶揄される結果となった。

熊谷代表は会見中に「命の砂時計」という言葉を何度も使っていた。記者の質問に対して「同じ回答をすると皆様の命の砂時計を無駄遣いします」と発言を制した。ところが熊谷代表自身、記者が求めていない第2部で長々と語ったり、質疑応答でも焦点の定まらない回答をしたりと、矛盾が目立つ結果となった。

「ポエム会見」で思い出された“とある企業”

熊谷代表の涙から、前述の通り、野々村元県議の会見を連想する声が出た。確かに、会見で涙を流し、「自分語り」を始めたという点で、共通する部分はある。

しかし筆者としては、経営トップが自らの考えや心情を吐露し、説明すべき問題が後景に退くという点で、むしろビッグモーターの不祥事会見が思い起こされた。

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