GMOインターネットグループのサービス「お名前.com デスクトップクラウド」がサイバー攻撃を受け、顧客情報が流出した問題で、熊谷正寿グループ代表らが記者会見を開きました。
熊谷代表は冒頭、顧客を守れなかったことを謝罪。システムのセキュリティー上の問題に加え、グループ内の専門家から受けていた指摘を生かせなかったことも認めました。
外部から攻撃を受けた事案であっても、顧客情報の流出が起きれば、企業には説明と謝罪が求められます。そして、この種の会見では、登壇者の服装もいや応なく注目されます。
以前、この連載でプルデンシャル生命の謝罪会見について書きました。今回もまた、会見に臨む人の服装について考えさせられる場面がありました。
本稿は、特定の人物の装いをあげつらうものではありません。謝罪や説明のために人前へ出る場面は、経営者だけでなく、ビジネスパーソンの誰にでも起こりえます。そのとき、何を基準に服を選べばよいのか。今回の会見を手がかりに整理します。
謝罪会見では「記憶に残らない服」が正解
この日の会見では、謝罪に加えて事実関係の説明と質疑応答にも時間が割かれました。
GMOインターネットグループは、サイバー攻撃を受けた側であると同時に、顧客の情報を守りきれなかった側でもあります。この立場で会見に臨む場合、いったい何を着るのが正解なのでしょうか。
謝罪会見の服装については、以前に書いたとおり、「個を消し、記憶に残らない装い」が基本です。言い換えれば、会見を見た人の記憶に、身だしなみの印象を残さない着こなしです。
一方、事実関係を説明する企業トップには、冷静さや信頼感も求められます。過度にうなだれ、頼りなく見えてしまっては、今後の対応を任せられるのかという不安を与えかねません。


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